医療法人 真正会

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アレルギー外来

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アレルギーとは

■主なアレルギー疾患■

アレルギー疾患は、年々増加傾向を示し、しかも低年齢化しています。
原因、症状・出現までの時間・重症度などにより、ひとりひとり治療方法が異なる疾患であるという認識を持つことが重要です。
血液検査の数値だけを見て安易に厳しい食事指導がなされていたり、解除の時期についての適切な指示がなされていない場合も多くみられます。
川村小児科では、これまでアレルギー外来で携わってきた臨床経験をもとに、最も適切な治療や対策を十分な説明のもとに行い、定期的に診察させていただいています。

気管支喘息

夜になるとひどく咳き込む、ゼーゼー・ヒューヒューといって眠れないといった呼吸困難の発作を繰り返すのが気管支喘息です。
発作がおさまってしまうと、それ以上の治療は必要ないと思われるかもしれませんが、喘息のお子さんは発作が起こっていないときも慢性的な炎症が残っています。
また、一旦発作を起こすと、気管支はより敏感な状態になってしまいますし、発作を繰り返すことで、気管支が硬くなり細くなった状態で固定してしまいます。
そのため、いかに慢性的な炎症を押さえ込んで喘息発作を予防し、気管支の過敏性を改善し、大人になるまでに持ち越さないようにすることが大切です。

気管支喘息の治療

現在では、「発作のときになるべく早く治療することで悪化を防ぐこと」また、「発作のない時にもきちんと治療をして発作をなるべく起こさずに気管支の炎症をおさえていくこと」が重要と考えられています。副作用などが心配で、あまり薬を使いたくないと思われるお母さんもいらっしゃると思いますが、きちんと治療することで、気管支の炎症がコントロールできれば発作もなくなり、結果的に早期に薬の減量や中止が可能になることが期待できます。

■発作治療薬(リリーバー):即効性の発作止め
気管支拡張剤(メプチン、ベラチン、ホクナリン、スピロペント)
徐放性テオフィリン薬(テオドール、ユニフィル)
■長期管理薬(コントローラー)気管支の炎症を抑え、発作を予防する薬
抗アレルギー剤(インタール、オノン、ザジテンなど)
吸入ステロイド(フルタイド、キュバールなど)
徐放性テオフィリン薬(テオドール、ユニフィル)
長期間作動型気管支拡張薬(セレベント)

主な治療薬

1)吸入ステロイド
吸入ステロイドは直接気道に到達し、気道の炎症を強力に抑制し、それに伴い症状や気道の過敏性が改善し、発作回数、入院が減少することが明らかになっています。
副作用に関しても、よほど大量に使用しなければ問題にならないとされています。そのため、1ヶ月に1回以上の発作を起こす場合には、吸入ステロイドを開始し、少なくとも数ヶ月は続けていただく必要があります。補助器具を使えば乳幼児のお子さんにも使用していただけます。
ステロイド薬は、発作の程度が強い場合には、内服や注射で使用します。
2)抗アレルギー薬

アレルギー反応を抑えて、喘息発作を予防する目的で使用されます。
予防薬のため、定期的に服用する必要があります。

インタール:吸入液、スプレー
運動前に吸入することで、運動時に起こる発作を予防する効果があります。

オノン・キプレス・シングレア
比較的早期に効果が出て、喘息発作を予防する効果の高い薬です。
運動時に起こる発作を予防する効果もあります。

ザジテン・セルテクト・アレギサール
予防薬なので、発作時のみに使用しても効果はありません。アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎に対しても使用することがあります。

3)気管支拡張薬(ベータ刺激剤:メプチン・ベネトリンなど)

交感神経を刺激して気管支を広げる作用を持ち、吸入は即効性があり、数分で効果がでます。内服は吸入より時間がかかりますが、1時間前後で効果がでてきます。

セレベント・ホクナリンテープは即効性はありませんが、持続性の効果があります。

4)テオフィリン薬(テオドール・テオロング・ユニフィルなど)
気管支拡張効果があり、発作時にも使用されますが、炎症を抑える作用もあるため、予防薬として使用されることもあります。
有効な薬用量と副作用(頭痛、吐き気、けいれん)のでる量が近いため、時々血中濃度の検査を行い、薬の量を調節する必要があります。
テオフィリンの代謝に個人差、発熱、併用薬剤(エリスロシン、クラリシッドなど)が影響するため、服用している時は医師に伝える必要があります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、アレルギー反応だけが原因ではなく、水分保持機能の低下、つまり乾燥肌が大きな要因です。
アトピー性皮膚炎の患者さんの肌は、健康な方の肌よりも、もともと乾燥しているという特徴があります。
乾燥肌では、皮膚表面を保護する膜(角質層)が障害を受け、薄くもろくなった状態になっているため、バリア機能が不十分で、汗や衣類、細菌などの刺激に弱く、さらに、アレルギーを起こす抗源も入りやすくなり、皮膚炎はますます悪化しやすくなります。
この他、日常の生活環境やストレスなど様々な要因が関与します。

■特徴■

  1. 1)湿疹が慢性に経過する。
  2. 2)かゆみを伴い、かくことによって悪化する。
  3. 3)各年齢によって、症状に特徴がある。
  4. 4)アトピー性皮膚炎を引き起こす遺伝的体質がある。
  5. 5)子供に多く、成人になるにしたがって軽くなる傾向がある。
  6. 6)生活環境の中に病気を悪化させる要因がある場合が少なくない。

アトピー性皮膚炎の治療

アトピー性皮膚炎は、短期間に完治させることができる病気ではありませんが、症状が軽い状態を維持することは可能であり、良い状態を保つことにより、自然に治ることも珍しくありません。

主な治療薬

1)ステロイド外用剤

炎症や免疫の働きを抑える強い作用があり、アトピー性皮膚炎にも極めて有効です。強さにより大きく5段階に分類され、湿疹の程度、湿疹の生じた部位、年齢、治療経過に応じて適切に使い分けていく必要があります。

大部分の湿疹は、3群(medium)以下の強さで治療可能です。
顔にはできるだけ弱いものを選択します。
ただし、湿疹の重度の場合には、短期間のみより強いステロイド外用剤を使用し、湿疹を押さえ込む必要があります。その後、状態が良くなれば、ステップダウンします。
ステロイド外用薬剤を必要以上に怖がり、十分使用されなかった場合や、勝手な判断で外用を中断すると、悪化してしまうことがあります。
また、漫然と塗り続けることも良くありません。必ず定期的な診察を受けてください。

2)タクロリムス軟膏(プロトピック)
平成15年12月にアトピー性皮膚炎の治療薬として発売された免疫抑制剤です。成人用は平成11年に発売され、特に顔面のアトピー性皮膚炎に対する有効性は実証されています。
現在小児用は2歳以上に適用があります。ステロイド外用剤に比べて、副作用が少なく、リバウンドも軽いと言われています。
小児用は0.03%(成人用は0.1%)と炎症を抑える力はさほど強くないので、湿疹の程度の強いときはステロイド外用剤で軽減させ、その後プロトピック軟膏に変更し、状態を維持していく方法を行っています。
3)非ステロイド系消炎外用剤(アンダームなど)
もともと痛み止めに近い薬剤で、アトピー性皮膚炎に有効という理論的・臨床的根拠はありません。
かえって、接触性皮膚炎(かぶれ)を起こす頻度が高く、アトピー性皮膚炎に対して使用すべきではないと考えています。

スキンケア

アトピー性皮膚炎では、水分保持能力の低下という皮膚の機能異常の問題が大きく関与しているため、スキンケアが大切です。
スキンケアで重要なことは、まず皮膚を清潔に保つことです。シャンプーや石鹸を使用し、汚れを洗い流し、入浴後は保湿剤(ワセリン・ヒルドイド)を十分に使用しましょう。
詳しいスキンケアの方法、外用剤の使用方法は、外来で十分な時間をかけて説明しています。

食物アレルギー

食物アレルギーの症状は多様で、皮膚症状としてのじんましん・湿疹や、消化器症状としての悪心・嘔吐・下痢や、咳・喘息などの呼吸器症状、重度のものでは全身反応を起こし、血圧が下がるアナフィラキシーショックなどがあります。

アトピー性皮膚炎の原因の一つに、食物アレルギーがあり、特に乳児型では多いですが、原因抗源がはっきりしていないのに、必要のない食物に対して厳格な食事制限をしていたり、血液検査のみを行いあいまいな食事指導がなされていたり、適格な解除の説明がなされずに何年も過ぎているケースがありますが、乳幼児の成長・発達に大変危険です。

お子さんは本当に食物アレルギーの症状があるのか、また、本当に食物除去が必要なのか、どの程度までの制限が必要なのか等を、専門医のもとで慎重に診断することが大切です。

食物除去療法は、複数の食物除去が必要となる場合、母児ともに大きなストレスを伴うことがあるので、十分な注意が必要です。
必ずご相談ください。