医療法人真正会 川村小児科 kawamura children's clinic

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糖尿病Diabetes mellitus

んな病気なの?



血液中のブドウ糖の量が、160mg/dlを越すと
糖尿病の疑いがあり、200mg/dlを越すと糖尿病です。
糖尿病は大人の病気と考えられがちですが、子供でも発病します。
肥満などの生活習慣病に入る成人型糖尿病(II型)と風邪などが引き金となり、肥満も遺伝因子も無く、突然発病し、毎日インスリン注射をしなければならないインスリン依存症糖尿病(I型)があり、小児の糖尿病の大半が、このI型です。
Ⅰ型糖尿病 Ⅱ型糖尿病
発病原因 後天的(ウィルス感染など) 遺伝的(肥満など)
基本の治療 インスリン療法 食事療法
運動療法
薬物療法
補助的
な治療
食事療法
運動療法
インスリン療法

北欧がもっとも多く、1,000人に1人くらいです。
日本では、1,0000人に1人前後と言われています。これは、小・中学校では2~3校に1人いるかどうかです。

供の糖尿病の悩み

1.学校・友人の理解不足

発症例が少ないため、周囲にはI型を成人型のII型と混同されることも珍しくありません。そのため現状では、治療に対する心遣いも期待できず、特に学校では万一を心配して、遠足・修学旅行・プールなどの行事に参加できなかったり、保護者の付き添いを求めたりするケースもあります。
できるだけ病気を特別扱いせず、子供に自己管理させることが、社会的な適応力を育てるのは言うまでもありません。

2.治療と病院の選択

子供の内分泌の病気の中で、成長ホルモンや甲状腺の専門家に比べて、I型糖尿病は発症が少ないために、この病気についての専門家が非常に少ないのです。
ここ数年の間に、今までにないすばらしい特徴を持つ薬剤も使えるようになりましたが、病院によって、その後の経過に大きな違いが出ています。

『患者と家族を支える会』の会員のご家族からお話を伺わせていただくと、病院にかかっているのに「血糖コントロールの指標であるヘモグロビンAicが7.0%以下にならない」「厳格な食事指導が守れない」「低血糖の症状がよく起こる」などのご相談も少なくありません。
確実な医療技術を持つ治療経験の豊富な病院を選ぶことが大切です。

村小児科では、
どんな治療が受けられるの?

私はこの病気の専門医として、名古屋大学~名城病院の勤務を通して、約40年治療に取り組んできました。東海3県の治療センターという大役を担って参りました。

子供の糖尿病の治療は、病気を本人に理解させ過食しないようにする、周りが食べていても我慢するなどの自己管理面の教育と、その子にあった適切なインスリンの種類・量、食事量、運動量を決める治療が必要です。
実は、教育の面では、大人から指導するだけでは不十分で、同年齢の同じ病気を持つ子供の様子を見て学ぶところも多いのです。

これは、子供達だけではなく、同じ病気の子供を持つ親同士にも言えることで、交流を通して励まされ、刺激を受けたり、教えられることも多いと伺っています。
現在、120名にも及ぶ糖尿病の患者さんの通う当院だからこそ、最善の治療環境を整えられると信じています。

夏に行う糖尿病児の夏季集中療養指導(サマーキャンプ)も当院の大きな特徴です。
医療関係者と糖尿病の子供、その家族が寝食を共に過ごす行事が、治療の大きな原動力になっています。
サマーキャンプは、病院勤務時代から25年に渡り続けてきました。ここまで長く続けてこられたのは、サマーキャンプに参加した子供達の治療成績が抜群に良いこと、さらに自立を促す大きなきっかけになったと確信しているからです。

多くのすばらしいスタッフ、そして、何よりご家族と子供達の生き生きとした笑顔に支えられてきました。

者と家族を支える会

つぼみの会

愛知・岐阜・三重の3県が一つになって組織を作っています。
糖尿病の理解と治療のために活動しています。
例会では、講演会を開催したり、ニュースを発行したりしています。

ヤングの会

18歳以上の糖尿病患者さんの会です。
行事や勉強会などを行いながら、糖尿病の知識向上に努め、患者の社会生活を考え、より充実したものにするということを目的としています。
それぞれの会には、どなたでも入会できます。

当院は東海地区の事務局窓口の代行をしています。

お子様の将来のためにも、お互いに連絡を取り合って、情報交換や家族同士の交流をはかりませんか?
ご入会、その他のご質問などは、下記へご連絡下さい。

052-777-0776